日本航空は19日、航空機に搭乗する際の本人確認を、顔認証技術で行うシステムの本格運用を羽田と成田の両空港で始めた。乗客は保安検査場や搭乗口などを通る度にパスポートや搭乗券を見せる必要がない。空港職員との接触を減らし、搭乗手続きの迅速化も図る。
まずチェックインカウンターで搭乗手続きをする際、専用機械の内蔵カメラで乗客の顔の情報を読み取り、パスポート情報とひも付けする。その後は、乗客が手荷物を預けたり、保安検査や搭乗用のゲートを通過したりする度、付近に設置されたカメラを使って本人か否かを識別する。従来、数分は必要だった手荷物預けや保安検査の手続きが数秒で済むものの、乗客はその都度、マスクを外す必要がある。
当面は成田と羽田の一部路線が対象となる。全日本空輸も19日から成田の一部路線で同じシステムの本格運用を始めた。
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