19日から制限措置がほぼ全廃に
19日に予定される、イングランドでのロックダウン措置の最終的な解除に向けて、英政府が準備を進める中、ジャヴィド保健相の感染が判明した。
社会的距離の確保に関するルールは廃止されるが、政府のガイドラインは店舗や公共交通機関などの閉鎖された空間ではマスクを着用すべきだと助言している。
下院保健特別委員会のジェレミー・ハント委員長は、夏の間に入院率が増加し続ければ、秋にはイングランドが再びロックダウンに移行しなければならなくなる危険性があると警告した。
元保健相のハント氏は、国民保健サービス(NHS)が直面している状況は「非常に深刻」だと述べた。
「NHSの警告灯は黄色ではなく赤色だ」と、ハント氏はBBCラジオ4番組「トゥデイ」で述べた。
英政府に新型ウイルス対策について助言する科学者の1人は、秋に向けて感染者数が増加し、この状況が「長期化」する可能性があるとした。
英政府の新型ウイルス対策を策定している非常時科学諮問委員会(SAGE)メンバーの、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のジョン・エドモンズ教授は、数週間以内に新規感染者が1日10万人に達する可能性があると述べた。
イングランド副主任医務官のヴァン=タム教授は、パンデミックはしばらく続くし、「今後も紆余曲折(うよきょくせつ)があるはずだ」と警告した。
「この冬は時に落ち着かないものになるだろうが、誰もがあせらず慎重に着実に対応すれば、大丈夫だと期待している」
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