[ムンバイ 28日 ロイター] - インドが28日に公表した調査によると、インドの主要8州で人口の70%超が新型コロナウイルスに対する抗体を持っていることが分かった。新型コロナ感染の第2波により、報告された数字よりも多くの人が感染していたことを示唆する。
調査は6月と7月に実施。人口13億人の3分の2がウイルスにさらされた可能性がある。
全国の2万9000人を対象に血清検査を実施したところ、最大かつ人口の多い8つの州で70%超が新型コロナに対する抗体を保有していた。
インド中部マディヤプラデシュ州では、推定人口7030万人の79%が抗体を持っていた。人口密度が高く貧困地域である東部ビハール州は、人口の少なくとも75%が抗体を保有。国内で最も人口の多いウッタルプラデシュ州では2億2000万人のうち71%が抗体を持っていた。
インドでは新型コロナ感染の第2波で医療システムが崩壊した後、1日当たりの新規感染者数が減少している。28日の発表では、新規感染者数は4万3654人、死者数は640人だった。5月7日に報告されたピークの41万4188人から落ち着いた。
4月と5月はワクチン接種の進展が遅かったが、その後は加速。ただそれでも年末までに9億5000万人の大人全員にワクチンを接種するという政府の目標を達成できない可能性がある。
28日の時点で、合計4億4000万人の大人が少なくとも1回、ワクチン接種を受けている。ワクチン接種が完了している接種対象者は10%強にとどまる。
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