時事通信 - 2021年7月21日【シリコンバレー時事】米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏らは20日、宇宙からの帰還後、打ち上げ拠点を置いた南部テキサス州で記者会見を開いた。ベゾス氏は宇宙進出について「地球上の課題解決に必要だ。子どもたちの未来のために道を切り開く」と語り、事業加速を表明した。今回の旅を「大きなことのための小さな第一歩」と位置付けた。
ベゾス氏は「巨大な大気が、上空から見ると信じられないほど薄かった」と地球の繊細さを表現。宇宙事業の目的は「太陽系の最も良い惑星(地球)を大切にするためだ」と環境保護の必要性を説いた。
最高齢で宇宙空間に到達したウォリー・ファンクさん(82)は「長い間待っていた。またすぐにでも行きたいわ」と興奮冷めやらぬ様子。最年少のオリバー・デーメンさん(18)は「もっと多くの人が行けるようになることを願う。素晴らしい経験だった」と話した。
ベゾス氏が設立し宇宙船の打ち上げを担ったブルーオリジン社は、年内にあと2回の有人飛行を計画中。宇宙旅行の1席当たりの料金は非公表だが、累計ですでに1億ドル(約110億円)を販売したという。高額な搭乗料金は今後、船体の再利用回数を増やすなどし、引き下げる考えだ
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