(ブルームバーグ): 中国の国営メディアは、台湾との衝突が差し迫っている可能性があるとのネット上の臆測の打ち消しに努めている。米中関係の悪化に伴い、有事のリスクを巡り国民の不安が高まる状況を示す兆しとも受け取れる。
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中国本土のソーシャルメディアネットワークではこのところ、台湾危機の可能性に関するうわさが流れていた。中国商務省が市民に生活必需品の備蓄を呼び掛けたことや、人民解放軍の予備役招集を準備していると称するメッセージの流布もこうした臆測を呼んだようだ。
中国紙・経済日報は2日の論説で国民に対し、商務省の備蓄の呼び掛けについて深読みしないように求めた。その後、人民解放軍の機関紙である解放軍報に関係するソーシャルメディアアカウントが予備役招集の臆測について、「卑劣」で「悪意あるでっち上げ」だと非難した。
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