2021年11月1日月曜日

自民261、絶対安定多数=立民後退、維新3倍増―衆院選、全議席確定【21衆院選】時事通信 - 2021年11月1日 

  10月31日投開票の第49回衆院選は1日午前、全議席が確定した。自民党は公示前の276議席から減らしたものの、焦点の過半数(233)を大きく超え、国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261に到達。共産党など野党4党と共闘を進めた立憲民主党は公示前の110議席に届かず、96議席に後退した。共闘から距離を置いた日本維新の会は3倍以上に増やし、第3党に躍進した。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は続投し、10日に召集される見通しの特別国会で第2次岸田内閣を発足させる。立民の枝野幸男代表については党内から責任を問う声が出る可能性もある。

 自民党は選挙区で公示前の210議席から189議席(追加公認2人を含む)に減らしたが、比例代表は66議席から72議席に伸ばした。青森、山形、群馬、山梨、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、愛媛、高知14県で議席を独占。大阪と佐賀は全敗した。

 甘利明幹事長が選挙区で敗北し、首相に辞任する意向を伝えた。首相が続投させるか判断する。

 立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党と213選挙区で候補者を一本化して臨んだが、選挙区57議席、比例代表39議席にとどまった。

 維新は41議席に伸ばし、単独で法案提出が可能になる21議席を大きく超えた。選挙区では拠点の大阪で15勝するなど堅調で、16議席を獲得。比例代表は25議席だった。

 公明党は選挙区に擁立した9人全員の当選を果たし、公示前の29議席を上回る32議席を確保した。

 共産党は沖縄1区で議席を維持した。ただ、全体では10議席で公示前の12議席に届かなかった。

 国民民主党は11議席で公示前の8議席を超えた。

 公示前は1議席だったれいわ新選組は比例で3議席を獲得した。社民党は選挙区で1議席を確保した。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席を得られなかった。

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