大分大学などが12日、国産ワクチンの実用化に向けて臨床試験を始めたと発表した。
◆大分大学医学部 上村尚人教授「自己増殖型RNAワクチンの第1相試験を開始し本日、その初回投与が行われました」
大分大学医学部で12日から臨床試験が始まったのは「VLPセラピュ―ティクス・ジャパン」という東京の企業が製造した国産ワクチンで、会社の代表が大分大学と共に会見に臨んだ。
このワクチンはこれまでの新型コロナのワクチンと違い、体内で増殖する性質があある。
そのため少ない量で充分な抗体が作られるといい、127グラムで日本の全人口分を賄えるという。
この性質のワクチンの臨床試験は国内で初めてで、12日、新型コロナワクチンを接種していない被験者2人に投与された。
現時点で安全性に問題は確認されていないという。
大分大学などでは2021年中に20歳から65歳までの男女あわせて45人に、このワクチンを2回投与する予定。
有効性や副反応などを検証し2022年の実用化を目指すとしている。
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