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【新華社昆明10月31日】中国雲南省玉渓市元江ハニ族イ族ダイ族自治県の南洒村に広がる棚田に設けられた多年生稲「雲大107」実証モデル区で24日、水稲収穫量測定の専門家グループが、雲南大学や雲南省農業技術普及総合ステーション、玉渓市農業科学院、元江県郷村産業発展センターなどの多年生稲に対する農村収穫量測定検査を行った。
収穫量測定専門家グループのリーダーで中国水稲研究所研究員の章秀福(しょう・しゅうふく)氏は「収穫量測定専門家グループは、農業農村部のスーパー稲収穫量測定法に基づき、無作為に抽出した三つの水田の収穫量を実際に刈り取って測定した。多年生稲「雲大107」の2期目の平均収穫量は1ムー(約667平方メートル)当たり464.8キロで、今年上半期の1期目の平均収穫量1ムー当たり655.65キロを合わせると、1ムー当たり1120.45キロに達した」と発表した。
雲南省の普及部門の専門家によると、広い面積で栽培した「雲大107」の収穫量としては過去最高で、紅河流域の棚田でこの品種の栽培が大成功を収めたことを示していると説明した。
雲南大学の胡鳳益(こ・ほうえき)氏のチームは関係機関と共同で、20年以上にわたる厳しい試行錯誤を経て、多年生の食用作物の育種で飛躍的な進歩を遂げ、グリーン(環境配慮型)かつエコで低炭素の水稲の発展に新たな道を開いた。
同大学はこれまでに「多年生稲23」「雲大25」「雲大107」など多くの生態エリアに適応した多年生稲の品種を育てており、累計12万ムー(8千ヘクタール)の水田で実証試験やモデル応用が行われている。
全国農業技術普及サービスセンターでは2018年から、中国の南方稲作地域である湖南省や広東省、広西チワン族自治区、貴州省、海南省などの省・自治区で多年生稲の実証試験を行ってきた。この技術は、ラオスやミャンマー、タイなどでも実証試験が行われており、大きな発展の可能性と幅広い応用の将来性を示している。(記者/楊牧源)