【北京時事】中国国家衛生健康委員会は20日、国内の新型コロナウイルスワクチンの接種回数が19日までに10億1048万回に達したと発表した。14日に9億回を突破したばかりで、接種ペースは1日2000万回以上に加速している。
中国では国産ワクチン4種類が承認され、3種類の緊急使用を認めている。これまでに何億人が接種したかは不明だが、中国紙・環球時報(電子版)は「1人2回接種したとして接種率は約36%で、6月中に40%とする国の目標は達成できる」と指摘した。今後は、接種対象を3~17歳にも順次拡大し、年末までに接種率70%以上を目指す方針だ。
ただ、中国のコロナワクチンをめぐっては、有効性への疑念が根強い。5月下旬以降200人以上に感染が広がっている南部の広東省では、深セン空港の税関職員とレストラン従業員がデルタ株(インド型)に感染したことが相次いで判明。市当局は今月20日から深センを離れる市民にPCR検査の陰性証明提示を義務付けるなど警戒を強めている。
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