2021年6月16日水曜日
米独禁当局トップにコロンビア大の女性准教授…反巨大ITの若手、「GAFA」監視強化へ 読売新聞 - 読売新聞 - 2021年6月16日 *32才❣女性*
【ニューヨーク=小林泰明】バイデン米大統領は15日、独占禁止当局に当たる米連邦取引委員会(FTC)の委員長に米コロンビア大准教授のリナ・カーン氏(32)を指名した。同氏は巨大IT企業に対する規制強化が持論で、政府による「GAFA」への監視はさらに強まりそうだ。
米議会上院は15日、指名に先立ちカーン氏をFTC委員に充てる人事を承認した。FTCによると同日付で史上最年少の委員長に就任した。カーン氏は「企業の不当な行為から国民を守る」との声明を出した。バイデン政権は、国家経済会議で技術・競争政策を担当する大統領特別補佐官に、「反巨大IT派」で知られるコロンビア大教授のティム・ウー氏を任命済みだ。
カーン氏は法科大学院在学中の2017年、米アマゾン・ドット・コムのビジネスを分析した論文を発表し、脚光を浴びた。論文ではアマゾンを「反トラスト法(独禁法)の精査を免れている」と批判し、規制強化の必要性を訴えた。昨秋には、下院小委員会の顧問として議会によるGAFAの調査を主導し、事業分割を含む大胆な規制強化策を提言する報告書をまとめた。
FTCは5月、セブン&アイ・ホールディングスによる米コンビニエンスストア運営会社「スピードウェイ」の買収を巡り、民主党系の委員2人が「違法」として異議を唱える声明を発表している。FTCはカーン氏の就任で民主党系が多数派となり、買収にどう対応するか注目が集まる。
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