2021年10月12日火曜日

“コロナ飲み薬”とは?メルク製と塩野義製併用も… テレ朝news - テレ朝news - 2021年10月5日

 年内の特例承認へ向けて、現在調整が行われているのが、コロナの飲み薬です。どのような薬なのでしょうか?

 ■“コロナ飲み薬”年内にも承認へ

 感染者の減少が続くなか、政府に新たな動きがありました。

 

 厚生労働省が新型コロナウイルスの治療薬としては初めて、飲み薬を年内にも特例承認する方向で、調整していることが分かりました。

 軽症者用の飲み薬を巡っては、菅義偉前総理も年内の実用化を目指すとしていました。

 

 菅義偉総理大臣(当時):「軽症者が、自宅で使える飲み薬についても、早ければ年内を目指して、開発が進められており、承認次第、投与できるよう、交渉をしっかりと進めております」

 今回、承認に向けて動き出した飲み薬とは、アメリカの製薬会社「メルク」が開発した抗ウイルス薬「モルヌピラビル」です。

 

 軽症から中等症の患者向けの飲み薬で、臨床試験では、症状が出た患者に一日2回、5日間にわたって投与したところ、入院や死亡のリスクをおよそ50%減らす効果があったといいます。

 米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「素晴らしい結果だ。軽症のうちにこの薬を接種できれば、入院したり、死亡したりするリスクを減らすことができる」

 

 ■2社の飲み薬…将来的に併用も

 現在、軽症者のためにできる治療は、抗体カクテル療法などの点滴で、承認されれば、新型コロナでは初めての飲み薬となります。

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