2021年10月19日火曜日

「自民の大企業・富裕層優遇で貧困と格差が拡大した」社民・福島党首 朝日新聞社 - 朝日新聞デジタル - 2021年10月19日

 ■社民・福島瑞穂党首の第一声

 自民党政治は大企業の一部や富裕層を優遇し続け、貧困と格差を拡大をした。大企業の内部留保は増えている。でもみなさんの暮らしはどうか。非正規雇用は4割、実質賃金は下がり続け、貯蓄ゼロの世帯が増えている。

 岸田(文雄)首相は「分配」というが、まったく見えない。賃金を上げた企業に減税するのは安倍内閣からやっている。新自由主義に弊害があるならば転換し、社会民主主義的政策を実現すべきではないか。

 教育も大事だ。小中の公立学校の給食を無償化するのに必要なお金は4226億円。やれるじゃないか。高校の授業料の完全無料化や大学の授業料の引き下げもやる。奨学金は返還不要の給付型にし、貸与型奨学金の一部免除も応援する。

 平和の声を広島から発信したいと思って、広島に来た。核兵器禁止、核廃絶を願う。昨日、日本記者クラブの党首討論会で岸田首相に、核兵器禁止条約に批准すべきではないかと聞いた。しかし、答弁は「核保有国が入っていないから」。言い訳でしかない。核保有国に対し、「核兵器は違法である」と言っていく先頭に、唯一の被爆国である日本が立たない理由はない。社民党は一貫して脱原発だ。再稼働もさせない。

 多様性のある社会にし、差別をなくしたい。ジェンダー平等、選択的夫婦別姓、LGBT平等法を成立をさせる。自民党政治では絶対にやれない。野党共闘、社民党に力を貸してほしい。(広島市で)(戸田政孝)

0 件のコメント:

コメントを投稿