韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は11日、国民向けの新年のあいさつで、新型コロナウイルスのワクチンについて「優先順位に基づき、2月からすべての国民に無料で接種できるようにする」と表明した。流行の再拡大や他国と比べてワクチン確保が遅れていることが世論から批判され、支持率が低下しているのを意識したようだ。
韓国の防疫当局がこの日発表した新規感染者数は451人。1千人を超えていた最近の状況からは減っているが、他国でワクチン接種が始まったり十分な量を確保できたりしている一方で、韓国は後れをとっているとの批判は根強い。
世論調査機関リアルメーターの同日の発表によると、文氏の支持率は35・5%にとどまり、不支持率は60・9%に及んだ。与党「共に民主党」の支持率も29・3%と低迷し、野党「国民の力」(33・5%)にリードを許している。
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