2021年1月11日月曜日

デジタル税、「最後の一押し」を=OECD総長候補*

*デジタルというものが社会インフラなわけで、どこかが作らなければいけないので、国が作ったら、といっています*このマークはコメントのはじめとおしまいにつけます  経済協力開発機構(OECD)の次期事務総長に立候補しているセシリア・マルムストローム前欧州連合(EU)欧州委員は、8日までに時事通信のインタビューに応じ、巨大IT企業を対象にした国際課税ルールの交渉について、「政治による最後の一押しが必要だ」と強調した。各国間の利害調整に意欲を示した。  OECDが主導するデジタル課税交渉は2020年末を合意目標にしていたが、米IT大手が主な標的となっていることから米国が反発。期限は21年半ばに延期された。国際的な交渉が難航する中、フランスは先行してデジタル税を導入、米国との対立を深めている。  マルムストローム氏は交渉に関し、技術的な作業はかなり進展しており、合意に「楽観的だ」と明言。IT大手のサービスが国境を超えて各国経済・社会への影響を強める中、米国やOECD非加盟の中国も参加する「世界規模での合意」の必要性を訴えた。  また世界経済については、一部の国が「感染再拡大に見舞われている」と懸念。ただワクチン接種も始まっており、「年末までには回復できる」と見通した。  グリア現事務総長は5月の任期末で退任する意向を表明。スウェーデン政府が推すマルムストローム氏や、カナダのモルノー前財務相ら計10人が後任に名乗りを上げている。  ◇マルムストローム氏の略歴  セシリア・マルムストローム氏 68年、ストックホルム生まれ。欧州連合(EU)欧州議会議員やスウェーデンのEU担当相を経て、2010年にEUの欧州委員(内務担当)に就任。14年から19年まで通商担当の欧州委員を務め、日本との経済連携協定(EPA)を合意に導いた。52歳。 

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