新型コロナウイルスに対して、1回の接種で効果が期待できるワクチンの大規模な臨床試験が始まった。
アメリカの製薬会社「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は23日、ワクチンの臨床試験の最終段階に入ったと発表した。
ワクチン開発をめぐっては、ほかに3社がアメリカ国内で最終段階に入っているが、いずれも2回の接種が必要になる見通しで、1回の接種で効果が出るワクチンを目指しているのはジョンソン・エンド・ジョンソンが初めて。
臨床試験は6万人が対象で、早ければ年内に試験を終了し、2021年初めには緊急の使用許可を求める考え。
アメリカ国立感染症研究所のファウチ所長は、「1回の接種で効果があれば、世界的大流行の抑制に役立つ可能性がある」とコメントしている。
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