「コロナ、報道が影響」 7~8月の自殺増を分析 調査団体
10/21(水) 18:53配信
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厚生労働相の指定を受け、自殺対策の調査研究を行う「いのち支える自殺対策推進センター」は21日、7月以降、特に女性で増えている自殺について、新型コロナウイルス感染拡大による悩みの深刻化や有名人の自殺報道が影響している可能性があると発表した。
同センターが7~8月のデータを分析し、明らかにした。
厚労省などによると、今年の自殺者数(速報値)は、7月が前年同月比25人増の1818人、8月が同251人増の1854人で、9月も前年より増加。中でも女性は7月が同88人増、8月も同187人増となった。
同センターによると、女性は無職と、同居人がいる場合でそれぞれ大きく増加し、全体の自殺率を押し上げた。経済的困窮や家庭内暴力(DV)、育児の悩みなどの問題が深刻化したとみられる。
7月に若手俳優の自殺報道があった日から1週間は、前年同期間と比べ自殺者数が増えた。全体では10、20代が多く、30代女性も目立った。また、8月に自殺した中高生は58人で例年の約2倍となり、特に例年10人未満だった女子高校生が22人に増えた。
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