2020年10月15日木曜日

ロシア、2例目の新ワクチン承認 今回も最終試験は省略 朝日新聞社 - 朝日新聞デジタル - 2020年10月15日(コロナ‣兵は拙速を貴ぶ)

 ロシアのプーチン大統領は14日、新型コロナウイルスの感染を予防する新たな国産ワクチンを承認したと発表した。ロシアがワクチンを認可するのは、8月に国際的に求められている最終段階の大規模な臨床試験を行わずに承認した「スプートニクV」に次ぎ2例目。国民への接種を急ぐため、今回も最終試験は省略した。  新たなワクチンは、国立ウイルス学・生物工学研究センターが開発した「エピワクコロナ」。アレルギー反応が起こりにくい特徴があり、高齢者などに対する安全性がより高いとしている。  ロシアは8月、国内で開発したワクチン「スプートニクV」を世界で初めて承認。内外から効果や安全性を疑問視する声が上がっているが、現在、約4万人を対象にした臨床試験と並行し、感染するリスクの高い医師や教員などへの接種を進めている。  ロシアの感染者は9月以降、再び急速に増加している。14日の新たな感染者は過去最高の1万4231人で、1カ月前の2・5倍以上。ロシア保健省によると、全国のコロナ患者専用の病床の75%以上が埋まっているという。(モスクワ=石橋亮介)

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