2021年7月14日水曜日

異種混合接種に「危険な傾向」WHO 異種混合接種に「危険な傾向」WHO

 [ジュネーブ 13日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の主任科学者ソミヤ・スワミナサン氏は、異なるメーカーの新型コロナウイルスワクチン混合接種は「危険なトレンド」とし、避けるよう提言した。健康への影響を見極めるために一段のデータが必要との認識も示した。

 

スワミナサン氏は「いつ、誰が2回目、3回目、4回目の接種を受けるかを国民が決めることになれば、混乱を招く」と述べた。

WHOのワクチンに関する戦略的諮問委員会は6月、1回目にアストラゼネカ製ワクチンを接種した人は、2回目接種でファイザー製ワクチンを接種することが可能との認識を示していた。欧州やカナダでは異なる種類のワクチンを使用する混合接種の試みが行われている。

 

WHOは、現時点でワクチン混合接種を巡るデータは限定的としつつも、一段のデータが入手される見通しとし、「免疫原性と安全性の両方を評価する必要がある」とした。

現在、英アストラゼネカ製と米ファイザー、米モデルナとノババックスのワクチンを組み合わせて接種する臨床試験が英オックスフォード大学主導で進められているという。

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