2021年7月8日木曜日

<ボイス>麻生発言に惑わされるな、台湾有事に自衛隊が介入すれば……―中国紙編集長 Record China / 2021年7月7日 11時20分

 中国紙「環球時報」の胡錫進編集長は6日、日本の麻生太郎副首相兼財務相が5日に中国が台湾に侵攻した場合には、「日米で一緒に台湾の防衛をしなければならない」と述べたことに対して、「強大になった中国は、彼ら(日本)に教訓を与えようと思うだろう」などと論じる文章を、微博(ウェイボー、中国版ツイッター)を通じて発表した。


麻生氏は東京都内で5日に行った講演で、中国が台湾に侵攻すれば、日本政府が安全保障関連法の定める「存立危機事態」と認定し、集団的自衛権を行使する可能性があるとの見方を示し、自衛隊が米軍と共に軍事作戦を行うことを示唆した。台湾の状況に関連して「香港と同じことが台湾で起きないという保証はない」との発言もあった。

胡編集長は麻生氏を「大口をたたく過激な政治家」と紹介。台湾海峡で軍事衝突が発生した場合には「日本にとって、遠く離れているのがベストだ」と表明した。

また、「日本の過激な政治家」に向けて「現在は1894年でもなく、1931年でも1937年でもないことをはっきりと認識していただきたい」と主張。1894年は日清戦争が勃発した年であり、1931年は日本の関東軍が満洲の中国からの「切り離し」を狙って満州事変を起こした年、1937年は日中全面戦争の直接の引き金の一つになった盧溝橋事件が発生した年だ。中国では満州事変の発生日である9月18日と盧溝橋事件発生の7月7日は「国恥日」とされており、毎年関連行事が行われている。

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