2020年1月12日日曜日


【ワシントン=横堀裕也】米国のトランプ大統領は10日、米軍が今月3日に殺害したイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のスレイマニ司令官が「四つの米大使館で攻撃を計画していたと思う」と述べた。米FOXニュースのインタビューで語った。イラクの首都バグダッドの大使館などが狙われていたという。
 司令官の殺害作戦を巡っては、トランプ政権が作戦実行の根拠としてきた「差し迫った脅威」に関する説明が不十分だとして、野党・民主党を中心に批判の声が上がっている。トランプ氏の発言は殺害の正当性を訴える意図がありそうだ。
 米政府は10日、イランへの追加制裁を発表した。米軍駐留基地への弾道ミサイル攻撃に関与した政府高官8人のほか、イランの鉄鋼やアルミニウムなど17企業を新たに制裁対象に指定した。米国内の資産が凍結され、米国人との取引が原則禁じられる。

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