2020年1月13日月曜日


© Nicholas Kamm / AFP マイク・ポンペオ米国務長官。米ホワイトハウスで (2020年1月10日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】米軍が駐留しているイラクのバラド(Balad)空軍基地に12日、ロケット弾による新たな攻撃があった。イラク軍によるとロケット弾8発が撃ち込まれ、イラク軍の将校2人と空軍兵2人が負傷した。犯行声明は出ていない。
 マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は同日、ツイッター(Twitter)に「イラク空軍基地にまたロケット弾攻撃があったとの報告に憤りを感じている。イラク政府に忠誠ではないグループによる、こういったイラクの主権の侵害は終わらせねばならない」と書き込み、この攻撃を厳しく非難した。
 バラド空軍基地はイラク軍の米国製F16戦闘機の主力基地。同基地には米空軍の小規模な派遣部隊と米民間業者がいたが、そのほとんどは米国とイランの緊張の高まりを受けてこの2週間ほどの間に同基地から退避していた。
 イラク国内で米軍が駐留している軍事基地にはここ数か月、迫撃弾やロケット弾の攻撃が相次いでいた。これらの攻撃では主にイラク兵が負傷していたが、先月には米国の民間業者1人が死亡。米軍はイラク国内にいる親イランの武装勢力やイランのガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官に対する報復攻撃を実施し、事態は大きく動いた。イラク国内の親イラン各勢力は、米国に報復する姿勢を示している。
【翻訳編集】AFPBB News

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