アルゼンチンは、政府が債務超過したことで破綻しました。アルゼンチンを始め、財政破綻を経験した国の多くは、通貨安で回復を実現できています。しかし、ギリシャのようなユーロといった統一通貨を導入している国家では、通貨が急激に下がらないため、回復できかねない状況が続いています。ハイパーインフレや債務不履行を二度に亘り繰り返してきたアルゼンチンだけに、今一度これらを引き起こす可能性は高く、完全回復と安心できるものとは言い切れません。ですが、中南米のコロンビアは2001年に財政破綻寸前でしたが、この後、株価は15倍以上に跳ね上がっています。また、1999年にデフォルトを起こしたブラジルも今では南米きっての経済大国に成長しています。アルゼンチンを始め、破綻した国の世界的信用性は低く、具体的な形態は日本とも大きく異なる部分も多いですが、この中には、現在日本が抱えている不安定な日本経済を再生させるためのヒントが転がっているのかもしれません。また、投資する上でも回避したいこの経済破綻は、裏返せば一つのチャンスと言えるものなのかもしれません
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