政府は18日、昨年の天皇陛下の即位に伴う恩赦の一環として、申請に基づき個別に審査する「特別基準恩赦」を28人に対して認めたと発表した。要件を定めて一律に実施する「政令恩赦」は約55万人を対象に昨秋行われており、今回はそれから漏れた人の救済が目的。100人の申請があり、犯行の態様や被害者の心情への配慮といった要素を勘案した。
罪種別では交通事犯が17人と最多で、凶悪・粗暴事犯も3人含まれる。性犯罪や選挙違反では認められなかった。恩赦の種類は、病気で懲役・禁錮刑の執行が長期間停止されているなどの場合の執行免除が8人、罰金刑を受けたことで制限された権利や資格を回復させる「復権」が20人。既に一部は実施済み。
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