2020年1月21日火曜日


© Reuters/SPUTNIK ロ大統領、憲法改正案を議会に提出 退任後の権力固めに布石
[モスクワ 20日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は20日、政治システムの大幅な改革に向けた憲法改正案を連邦議会下院(ドゥーマ)に提出した。プーチン氏は2024年の任期切れをにらみ、15日に行った年次教書演説で議会の権限強化などに向けた憲法改正を提案。この日は検事総長の交代も発表し、目指す改革が政治システムを超えて広範に及ぶ可能性を示唆した。
プーチン大統領は15日の年次教書演説で、首相を含む政府の要職選定の権限を議会下院に移管することなどを含む「政治システムの大幅な改革」を表明。議会の権限強化に向けた憲法改正を提案した。これを受け、メドベージェフ首相は内閣総辞職を表明した。
こうした動きを通して現在67歳のプーチン氏が24年の任期終了後も権力を握り続ける公算が大きいとの見方が強くなっているが、プーチン氏は政治指導者が死ぬまで権力を掌握し続ける旧ソ連の慣習は支持しないとの立場を示している

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