首相の中東歴訪延期へ調整 外務省幹部「大変なことに」 イラン報復攻撃
日本政府は8日午前、イランによるイラクの米軍基地への攻撃を受け、国家安全保障会議関係閣僚会合を首相官邸で開き、情報収集を進めた。これに先立ち、安倍晋三首相は官邸で記者団に「この後、直ちに報告を受ける」と述べた。政府は11~15日の日程で予定した首相のサウジアラビアなど中東3カ国訪問を延期する調整に入った。
外務省幹部は「米、イラン双方に自制を求める外交努力は続けないとならないが、大変なことになった。米国の反応も見ないとならない」と述べた。別の幹部は「今は情報収集中。米国も被害状況を調べているところだ」と説明した。政府高官は「詳細は把握していない」と述べるにとどめた。
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