[国連 20日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は20日、20カ国・地域(G20)首脳会議を控え、世界が新型コロナウイルス感染拡大と闘う中、途上国では貧困が悪化し、財政破綻に直面していると警告し、債務支払猶予措置の延長を呼び掛けた。
グテレス事務総長は記者団に対し「コロナ危機が債務危機を引き起こしてはならない」とし、支援を必要としている全ての途上国と中所得国に対し、債務支払猶予措置を2021年末まで延長するよう呼び掛けていると述べた。
G20首脳は21─22日にオンライン形式で会議を開き、新型ウイルスの制御に向けあらゆる手段を行使すると表明する共同声明を採択する見通し。コロナ禍で最も脆弱な人々が最も大きな痛手を受けているとの認識を示し、来年春に債務支払猶予イニシアチブ(DSSI)延長の是非を討議すると表明する。
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