【北京時事】中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)の首脳会議が10日、オンライン形式で行われた。中国の習近平国家主席は、米大統領選で敗北が確実となったトランプ大統領の「米国第一主義」を念頭に、「多国間主義が必ず一国主義に打ち勝つのは、歴史が証明し続けている」と批判した。共産党機関紙・人民日報(電子版)が伝えた。
習氏は「どんな口実であれ外部勢力が(SCO)メンバー国の内政に干渉することに断固反対する」と述べたほか、「中国はメンバー国のワクチン需要を積極的に考慮する」と強調した。中国は新型コロナウイルスのワクチンを実用化できた場合、「国際公共財」として優先供給すると約束する「ワクチン外交」を途上国向けに展開している。
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