紛争地などで食料支援を行い、今年のノーベル平和賞の受賞が決まった世界食糧計画(WFP)の日本事務所の焼家直絵代表(47)が17日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、世界で極度の飢餓に苦しむ人は約2億7000万人で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)前より8割増えたと明らかにした。
焼家氏はこの中で、WFPは昨年まで年間約9000万人を支援してきたが「今年は1億3800万人への拡充を決めた」と説明。活動は各国政府や企業、市民に支えられており「来年3月までに51億ドル(約5300億円)が必要」と支援を呼び掛けた。
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