2020年8月27日木曜日
メラニア・トランプさん、夫とは違う?コロナの痛み語る 朝日新聞社 - 朝日新聞デジタル - 2020年8月27日
「ドナルドは新型コロナの影響を受けた全ての人々のため、全てを尽くすまで休むことはない」
米共和党全国大会2日目の25日、トランプ米大統領の妻のメラニアさんがホワイトハウスのローズガーデンから演説した。コロナ禍で苦しむ米国民に寄り添う姿勢を示し、夫への支持を訴えた。
メラニアさんは演説の冒頭で、新型コロナで亡くなった人の遺族らに哀悼の意を示し、「多くの人たちが不安を抱え、無力を感じている人もいると分かっている。ひとりぼっちではないと知って欲しい」と語りかけた。
そのうえで、「このような恐ろしい事態でも米国の人々が団結している姿を見て心を動かされた」と述べた。共和党大会では、新型コロナによるダメージに触れた演説はこれまで他にほとんどない。自身の対応を自賛することが多いトランプ氏とも異なる印象を与えた。
メラニアさんはトランプ氏については「あなたたちと家族のために戦い続ける。私は彼が日夜懸命に働いているのを見ている」「ドナルドは自分の思っていることを隠すことはできない。だからこそ、信頼に足る人物だ」と表現。「彼はこの国の繁栄しか望んでいない」と、再選に向けて支持を訴えた。
演説のためには、ローズガーデンに聴衆が集まり、トランプ氏も最前列で聞いた。ただし、聴衆席の配置は、感染防止のために奨励されている約1・8メートルの間隔が設けられず、聴衆のほとんどはマスクも着用していなかった。この日は、トランプ氏の次男エリック氏、次女ティファニーさんも党大会で演説し、父親への支持を訴えた。(ワシントン=園田耕司)
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