2020年8月30日日曜日

黒人差別反対デモと衝突、白人死亡 毎日新聞 - 毎日新聞 - 2020年8月30日  米西部オレゴン州ポートランドで29日夜、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ)」運動のデモ隊と、車で集まったトランプ大統領の支持者らが衝突、付近で銃撃があり白人男性1人が死亡した。衝突と銃撃の関連は不明だが、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、路上にいた複数の人と車内の人が言い争ううちに発砲が起きたという目撃者の話を伝えた。  地元メディアなどによると、銃撃があったのは29日午後8時45分ごろ。その直前、トランプ氏の名前入りの旗を掲げたトラックなど約600台がポートランド中心部を走り回り、一部のトランプ氏支持者とデモ隊の間で殴り合いや物の投げ合いが起きた。死亡した男性は胸を撃たれており、かぶっていた野球帽には極右グループのバッジが付いていた。トランプ氏の支持者は2週間前から毎週土曜日に車で集結していたという。  ポートランドでは5月下旬に黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件以降、ブラック・ライブズ・マターのデモが毎晩のように続いており、一部が放火や破壊行動を起こすなど暴徒化。トランプ政権は一時、連邦政府直轄の治安部隊を地元の要請がない中で派遣し、デモ参加者を逮捕するなどした。  トランプ氏は27日の共和党全国大会での大統領候補指名受諾演説でも、首長が野党・民主党選出で、暴動や略奪などが起きている自治体としてポートランドの名前を2度挙げ、非難していた。【ロサンゼルス福永方人】

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