トランプ陣営幹部、露情報機関と「頻繁に接触」 米上院特別委が最終報告書 毎日新聞 - 毎日新聞 - 2020年8月19日
米上院情報特別委員会は18日、2016年米大統領選にロシアが介入した疑惑に関する最終報告書を公表した。トランプ大統領の陣営の選対本部長を務めていたマナフォート受刑者(資金洗浄などの罪で有罪)が、ロシアの情報機関関係者と頻繁に接触していたと改めて認定。トランプ氏陣営の秘密がロシア側に流れるルートになったことから、機密保持上の「深刻な脅威にあたる」と指摘した。
ロシアは選挙戦への介入を否定し、トランプ氏もロシアの主張を受け入れる考えを示してきた。しかし報告書は、トランプ氏と争っていた当時の民主党候補のクリントン元国務長官に不利な情報をロシアが流し、同党のコンピューターシステムに侵入しようとサイバー攻撃を仕掛けたのは、「プーチン大統領の指示」に基づく行為と結論づけた。
ただ、モラー特別検察官(当時)が昨年3月に司法省に提出した報告書同様に、トランプ氏陣営とロシア政府が「共謀した」とまでは認定しなかった。【ワシントン古本陽荘】
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