2021年1月6日水曜日

中国、質の高い国際論文数で世界2位に  新華社 - 新華社通信 - 2021年1月2日

北京大学の校門。(2011年9月18日撮影、北京=新華社配信)  【新華社北京1月2日】中国科学技術情報研究所はこのほど、2020年中国科学技術論文統計結果を発表した。2019年に発表された質の高い国際論文数で中国が世界2位となり、世界の大学別では中国から4大学が、研究機関別では5機関がそれぞれトップ10入りした。  中国はここ数年、論文や肩書き、学歴、受賞歴だけを学術評価基準とする傾向を打破するため、質の高い論文の発表を奨励している。これに従い同研究所が調査、分析を行い、各学科のインパクトファクターと被引用回数が学科の上位10%以内にあり、毎年掲載される学術論文と解説・評論数が50本以上の定期刊行物を、世界の各学科における代表的な科学技術定期刊行物に選び、発表された論文を質の高い国際論文とした。  統計の結果、2019年は394種の国際科学技術定期刊行物が代表的な科学技術定期刊行物に選ばれ、質の高い国際論文19万661本が掲載された。国別では中国が5万9867本で全体の31.4%を占め、世界2位となった。1位は米国の6万2717本で、全体の32.9%を占めた。  大学別では、中国の清華大学、浙江大学、上海交通大学、北京大学の4校がトップ10入りした。うち清華大学は2420本で世界の1.3%を占め、2位となった。1位はハーバード大学の4413本で全体の2.3%を占めた。  研究機関別では、中国は5機関がトップ10入りした。うち中国科学院生態環境研究センターは492本で、世界1位となった。2位は米疾病対策センター(CDC)の396本、3位は中国科学院化学研究所の377本だった。  中国科学技術信息研究所は科学技術部直属の国家レベル公益科学技術情報研究機関で、1987年に設立。中国の科学技術者が国内外で発表した論文の統計分析を行い、全体的分析報告を毎年発表している。

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