2020年11月16日月曜日

トランプ氏が新たな対中強硬策を計画、バイデン氏の政策制限する恐れ  Mario Parker、Ros Krasny

2020年11月16日 20:26 JST トランプ氏が築いた対中路線の反転は政治的自殺行為-NSC報道官 「協力こそが前へ進む唯一の正しい道だ」-中国外務省報道官 1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 トランプ米大統領は在任中に中国への複数の新たな強硬措置を計画している。政権の高官の1人が明らかにした。バイデン次期大統領の政策行動が制限される恐れがある。   検討されているのは、中国軍部による米テクノロジーの悪用阻止策や違法漁業対策、さらに香港や新疆ウイグル自治区を弾圧する中国共産党幹部もしくは機関への追加制裁などだと、同高官が情報源を明らかにせず述べた。   国家安全保障会議(NSC)のウリオット報道官は、「中国政府が方針を転換し、世界の舞台において責任あるプレーヤーとならない限り、将来の米大統領がトランプ大統領のこれまでの行動を覆すことは政治的な自殺行為となるだろう」との声明を出した。   アクシオスはこれより先、人権侵害や米国の安全保障への脅威を理由として、トランプ大統領が中国企業や政府機関ないし当局者への制裁や貿易制限措置を公表する可能性があると報じていた。バイデン氏の政権移行チームは同報道について、今のところコメントはないとした。   中国外務省の趙立堅報道官は16日、北京での会見で「協力こそが前へ進む唯一の正しい道だ」と述べた。   「米中関係の健全かつ着実な発展を確実にすることが、両国国民の基本的な利益にかなう。国際社会もそれを望んでいる」と指摘し、「協力は双方に利益をもたらすが、対立からは双方が損失を被るという見解を中国は維持している」と述べた。 原題:Trump Plans More Actions on China in Coming Weeks to Bind Biden(抜粋)

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