米名門大、入学選考で「人種や出身国に基づく差別」…司法省が認定 読売新聞 - 読売新聞 - 2020年8月14日
【ワシントン=蒔田一彦】米司法省は13日、エール大の入学選考でアジア系米国人や白人に対する「違法な差別」があると認定し、大学に改善を求めたと発表した。アジア系米国人団体からの申し立てを受けて2年間調査した結果、「人種や出身国に基づく差別」が見つかったとしている。
司法省はエール大の入学選考について、「毎年、数百の合否判断において、人種が決定的な要因になっている」と指摘した。アジア系と白人の学生が合格する可能性は、学力が同等の黒人学生と比べて「10分の1から4分の1にとどまる」という。
米国では、黒人ら人種的少数派に対する機会の不均等是正を目的に、人種バランスに配慮して入学者数を決める制度がある。ただ、人口割合に比べて入学希望者の多いアジア系にとっては「合格者数が抑えられている」との不満があり、訴訟も起きている。
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