[ワシントン 18日 ロイター] - 気候変動対策を担うジーナ・マッカーシー大統領補佐官は18日、国内の既存の原子力発電所について、バイデン政権の温室効果ガス削減目標達成に必要になるとの認識を示した。
エネルギー政策に関するオンラインイベントで「環境的に健全で承認されている限り、今ある原発の継続は不可欠となるだろう。再生可能エネルギーが大きな役割を果たすようになるまで時間を与えてくれる」と述べた。
ホワイトハウスは最近、議員や利害関係者に、老朽化した施設の閉鎖を避けるための補助金支給を支持する意向を非公式に示唆している。
バイデン大統領は2035年までの電力部門の脱炭素化達成を目指しており、先月には30年までに二酸化炭素排出量を05年比で50─52%削減する目標を打ち出した。これはオバマ政権時代の目標の約2倍の水準となる。
マッカーシー氏は、原子力による発電は安定していると評価。常に稼働が可能で、強力なバッテリーのバックアップがなければ一時的に止まる可能性がある風力や太陽光による発電とは異なると述べた。
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