[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ国内で新型コロナウイルスワクチン接種が遅れていることに批判が高まる中、メルケル首相は第3・四半期末までには国内の全ての成人にワクチン接種を行う方針を再度示した。
メルケル氏は、各州の指導部や製薬会社代表、欧州委員会との会合後に行った会見で、ワクチンへの信頼性を高めるために緊急使用ではなく通常の承認確保を目指していることや、1回目と2回目の接種の間隔を規定通りに開けると決めたことにより、接種が順調に進んでいないと説明した。
主要製薬会社が欧州連合(EU)向けワクチンを予定通りに供給できない可能性があるとの見方を示したことなどを受けて、EU加盟国政府に対しては、英国やイスラエル、米国よりも接種が遅れているとして不満が高まっている。
一方、メルケル氏は、ジョンソン・エンド・ジョンソンとキュアバックのワクチンに関する計画が変更されたとしても、夏の終わりまでには国内の全成人が接種を終えることが可能だとの見通しを示した。
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