東京商工リサーチは2日、新型コロナウイルス関連の倒産(準備中や負債1千万円未満も含む)が1千件に達したと発表した。緊急事態宣言の1カ月延長が決まり、公的支援などでつないできた零細企業にとって、苦しい状態がさらに続くことになる。
1件目のコロナ関連倒産は昨年2月下旬に発生し、500件に達したのは約7カ月後の9月中旬。その後4カ月余りで1千件になった。9月以降は月100件前後で高止まりしており、2日に計1千件になった。
業種別にみると、最も多いのは飲食の182件。建設83件、ホテル・旅館62件と続く。訪日観光客の減少や外出自粛の影響が大きいサービス業が打撃を受けている。都道府県別では東京247件、大阪94件、神奈川55件の順に多い。5件未満は、最少の山梨(1件)を含めて9県だった。
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