英紙タイムズは29日、米製薬大手ファイザーとドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテックが共同開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、クリスマス前に接種開始の準備が整う可能性があると英政府高官が認識していると報じた。
同紙は、ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)がワクチン開発は「最終段階にある」と述べたと伝えた。
同紙の日曜紙サンデー・タイムズは18日、英オックスフォード大のチームが開発し、連携する英製薬大手アストラゼネカが大量供給を目指すワクチンについて、来年1月に接種開始できるとの見通しを、英政府次席医務官が下院議員らに伝えたと報じた。これに対し、29日付のタイムズ紙は、複数の英政府高官が、ファイザーのワクチンがオックスフォード大のワクチンよりも前に接種開始が可能になることに期待感を示していると報じた。英政府はオックスフォード大製だけでなく、ファイザー製ワクチンの確保も予定している。
日本政府はファイザーと6000万人分のワクチン供給を受けることですでに基本合意している。【ロンドン服部正法】
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