米で急増する農家の破産=対中合意で輸出増に期待
【シカゴ時事】米国で農家の破産申請が急増している。貿易摩擦の激化に伴い、中国が米農産物に報復関税を課したことが背景にある。ただ、対中貿易協議では「第1段階」の合意に達しており、米中両国は署名に向けて調整を進めている。農家の間では、大豆などの対中輸出増加と貿易摩擦の早期終結への期待感が高まっている。
米最大の農業団体、全米農業連盟(AFBF)が全米の裁判所のデータを調べたところ、2019年9月までの1年間の農家による破産申請は前年同期比24%増の580件で、11年以来の高水準。地域別では、農業が盛んな中西部13州が全体の44%を占めた。
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