2019年12月27日金曜日


【北京共同】中国政府は27日、運用開始から1年がたった独自の衛星利用測位システム(GPS)「北斗」の精度が誤差5mまで向上したと発表した。当初の誤差は10mだった。軍事目的で利用することもできるため、米国などの警戒感を呼びそうだ。
 北斗は米国のGPSに対抗し、2018年12月に全世界を対象に位置情報の提供を始めた。19年も衛星を10基打ち上げ、計24基がシステムの核心を担う衛星として稼働している。
 車や列車の運行管理や、船舶の航行、農林漁業などに導入し、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムと組み合わせて自動運転などにも活用できると強調している

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