2020年8月1日土曜日

かんぽ不正「幹部が不正後押し」 上司への不信渦巻く 朝日新聞社 - 朝日新聞デジタル - 2020年7月29日  かんぽ生命の不正販売問題で、  かんぽ生命の不正問題で、日本郵政グループが29日、300人超の担当幹部を含む処分を公表した。だが、現場の郵便局員の間には幹部らへの不信感が根強い。不正へ駆り立てた幹部らの処分が不十分と映るからだ。  「どこに問題があったかを定義したうえで処分につなげてほしい」。今月16日の郵政グループの有識者委員会「JP改革実行委員会」で、委員の一人がそう求めた。不正への関与などを詳しく調べず、単なる上司の「管理責任」を問うだけでは、現場に渦巻く不信や不公平感をぬぐうのは難しいからだ。  不正問題を調べた特別調査委員会の調査報告書でも、管理職らが不正を黙認・助長したとの証言が数多い。成績の悪い郵便局員には怒声を浴びせてプレッシャーをかける一方、好成績の局員の不正に目をつぶる支社幹部や郵便局長もいた。不正を営業指導役から教わるケースもあったほか、郵便局の担当幹部が不正の手口を赤裸々に証言した例もあった。  ところが、今回の処分では、幹部らは役職や不正の発生状況により機械的に処分内容が決まったという。個々の言動や不正への関与については今後、局員らの証言などがあれば、それをもとに調べるとしている。

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