【エルサレム=工藤彩香】イスラエル政府は15日、新型コロナウイルス対策として国民に求めてきたマスク着用のうち、屋外については18日から不要とすると発表した。2回のワクチン接種を終えた国民が5割を超え、感染率を十分に引き下げられたと判断した。
ユリ・エデルスタイン保健相は15日の発表で「接種キャンペーンは成功した」と述べた。屋内では引き続きマスク着用を義務づける。
イスラエルのワクチン接種は世界最速のペースで進む。昨年12月に始め、15日現在、人口の58%が1回目、54%が2回目を終えた。1日あたりの新規感染者数は200人前後にとどまる。1月の約50分の1にあたる。
政府は2月、接種を受けたことを示す証明書を導入し、保有者にはレストラン店内の飲食や映画館の利用なども認めた。政府は経済活動の全面再開を目指し、12~15歳の国民にもワクチン接種を拡大する方針だ
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