2021年4月7日水曜日

米国内全成人を接種対象 19日までに 読売新聞 - 読売新聞 - 2021年4月7日

 【ワシントン=船越翔】米国のバイデン大統領は6日、ホワイトハウスで演説し、今月19日までに米国内の全成人を新型コロナウイルスワクチンの接種対象とする方針を表明した。これまでは全成人の90%が目標だったが、想定より早く接種が進んだことから、対象を拡大するという。  バイデン氏は演説で、大統領就任から75日間でワクチン接種件数が1億5000万回に達したと強調した上で、「接種を完了した医療関係者の感染率が低いことも分かってきた。我々は信じられないくらい進展している」と語った。  一方、米国内の新規感染者数は1月上旬から減少が続いていたが、3月下旬以降は微増傾向にある。変異ウイルスの流行やワクチン接種が進んだことによる緩みなどが指摘されており、バイデン氏は「まだ生死をかけたウイルスとの争いの中にいる」と述べ、マスク着用や社会的距離の確保などの徹底を改めて訴えた。

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