毎日新聞
岡山の整形外科が自己破産申請 コロナ関連の医療機関倒産は全国初
毎日新聞 2020/07/27 19:38
岡山県真庭市の岸本整形外科医院(岸本真院長)が、岡山地裁津山支部に自己破産を申請した。21日付。新型コロナウイルスの感染拡大で外来患者が減少し、経営が悪化した。民間信用調査会社の帝国データバンクによると、コロナに関連した医療機関の倒産は全国で初めてという。
岸本院長や帝国データバンクによると、岸本整形外科医院は1965年に開業。もともと入院患者の受け入れをしていたが、慢性的な看護師不足のため、6年前から外来患者の診療だけをしてきた。ところが、今年になってコロナの影響で患者が外出を控える動きが加速し、診療件数が激減したという。
負債総額は建物や設備投資に対する借入金など約3億3000万円。21日以降は新規患者を受け入れていない。岸本院長は「コロナ禍で4月以降の収入が前年比2割減となった。通院患者には申し訳ないが閉院を決めた」と話した。【石川勝己】
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