2021年4月16日金曜日

デンマーク、英アストラゼネカ製ワクチンを完全に使用中止 血栓懸念で  BBC News - BBCニュース - 2021年4月15日 ヨーロッパでは初めての全面使用中止となった。

EU、米ファイザー製ワクチンをさらに調達 欧州委員会は14日、米ファイザー製ワクチン5000万回分が、向こう数週間でEU域内に届く予定だと発表した。 ファイザー製ワクチンは、mRNAワクチンと呼ばれる新手法を用いている。新型ウイルスの遺伝子コードの一部を注射することで、COVID-19に対して人間の免疫システムを訓練する。 ウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長はさらに、2022年と2023年にファイザー製ワクチンを18億回分、EU域内で製造する条件で交渉していると述べた。 EUではこれまでに2700万人がワクチン接種を完了している。 アメリカの食品医薬品局(FDA)はロイター通信の取材で、J&J製ワクチンと血栓との関係は、アストラゼネカ製ワクチンと血栓との関係と「非常に似ていることは当然だ」と述べた。 アメリカでは、680万件以上のJ&J製ワクチン接種で、50歳以下の女性6人に血栓が確認された。イギリスでは、1800万人がアストラゼネカ製ワクチンを受けたところ、30人で血栓が見つかり、7人が亡くなっている。 他国の動きは? 欧州のいくつかの国では、血栓の影響を受けにくい高齢者に限って、アデノウイルスを使ったワクチンの投与を続けている。 デンマークの発表後、フランス政府の報道官は、アストラゼネカ製ワクチンについて「重要なツール」だと強調。「このワクチンは安全かつ効果があるもので、提供され続けることが重要だ」と述べた。 また、J&J製ワクチンも55歳以上に投与する計画だと明らかにした。フランスはすでに20万回分のJ&J製ワクチンを確保している。 ベルギーも、受け取った分のJ&J製ワクチンは使用するとしている。一方、ギリシャとイタリアは使用しないと述べている。 こうした中、チェコのヤン・ハマチェク副首相は、デンマークが使わないアストラゼネカ製ワクチン240万回分を買い上げるよう駐デンマーク・チェコ大使に指示したと発表した。 チェコはまた、EMAがロシア製ワクチン「スプートニクV」を承認した場合には、自らモスクワへ赴いて調達の手はずを整えると述べた。このワクチンもアデノウイルスを使用している。 ヨーロッパでは3月、いくつかの国がアストラゼネカ製ワクチンの使用を一時停止した。 現在ではその大半で接種が再開されているが、高齢者などに限られている。

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