トランプ前米大統領とメラニア夫人が今年1月に退任する前に、新型コロナウイルスのワクチンを接種していた、と1日、複数の米メディアが報じた。バイデン大統領は接種を促すために公開でワクチン接種をしたが、トランプ氏はこれまでワクチン接種を公にしていなかった。
米メディアによると、トランプ夫妻は今年1月にホワイトハウスで接種したという。ワクチンの種類や、回数は明らかになっていない。
トランプ夫妻は昨年10月に新型コロナの感染が分かり、トランプ氏は3日間入院した。米国では、昨年12月に2種類のワクチンに相次いで緊急時使用の許可が出た。ペンス副大統領(当時)夫妻やバイデン次期大統領(当時)夫妻らが次々と接種をする中、トランプ氏は「医師の勧めがあるまで」接種はしないとしていた。アダムス医務総監(当時)は昨年12月、トランプ氏が過去90日に新型コロナに感染したこと、抗体治療薬の投与を受けていたことに言及し「医療上の理由がある」と話していた。
トランプ氏は2月28日にフロリダ州で行った退任後初の演説で「ワクチンの注射はどれほど痛くないか。だからみんな受けに行くんだ」と呼びかけた。(ワシントン=香取啓介)
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