【ロンドン=緒方賢一】英政府は20日、新型コロナウイルスのワクチン接種の対象を16歳から12歳に引き下げた。新たに約300万人が学校などで接種を受けることになった。
ワクチンの効果を持続させるため、3回目の追加接種の実施に向けた手続きも20日に始まった。追加接種は50歳以上の人や医療、介護の従事者らで、2回目の接種から半年過ぎた人が受ける。米製薬大手ファイザーのワクチンを使用する。
英政府の18日現在の発表によると、1回目の接種を受けた人の人口に占める割合は73%、2回目を受けた人の割合は67%だった。
コロナ対策で導入された規制は今夏、解除されたが、新たな感染者は連日、3万人前後のペースで増えている。政府は接種の対象年齢を広げ、追加接種を行うことで社会活動の正常化を進める方針だ。
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