2020年6月15日月曜日

毎日新聞 首相「ワクチン、年末にも」ネット番組で前のめり発言 厚労省「…日本も4563の大阪の アンジェスが作っていますが、!?!どうでしょうか? 毎日新聞 2020/06/15 19:4  新型コロナウイルスのワクチン開発を巡り、安倍晋三首相は14日のインターネット番組で、世界的に先陣を切る米バイオ企業モデルナのワクチンについて「すごく早ければ、年末ぐらいには接種できるようになるかもしれない」と期待感を示した。首相はワクチンの国内製造を視野にモデルナに加え、英アストラゼネカと交渉していることも明らかにしたが、期待先行の展開に、所管の厚生労働省内からは懸念の声が漏れる。  ワクチンの開発を巡っては世界的に両社が先行。首相は2社が手がけるワクチンについて「完成した暁にはしっかりと日本も確保できるよう交渉している」とし、「日本でも製造することになると思う」と語った。これに対し、厚労省幹部は「首相が言う『年末』は海外での生産時期の目安であり、国内で接種できる時期ではない」と強調。国内での接種開始は、早くとも来年前半以降とする。  ワクチンの実用化には安全性と有効性を確認する審査が欠かせない。新型コロナの治療薬候補の抗ウイルス薬「アビガン」を巡って首相が「5月中の承認を目指す」と前のめりな言及をしながら果たせず、今も有効性の確認が続いている経緯もあり、厚労省側はワクチンについても「気合でできるものではない」(幹部)と警戒感を示す。  特にモデルナが開発するワクチンは「メッセンジャーRNA(リボ核酸)ワクチン」と呼ばれ、世界で実用化されたことのない新たなタイプだ。不活化したウイルスなどを体内に入れるこれまでのワクチンと異なり、接種した人の細胞内にウイルスの遺伝情報を入れ込み、ウイルスに対抗する「抗体」を作るのに必要なたんぱく質を生成させる仕組み。安全性や有効性をどうやって確認するかについても「手探り状態」(同省)で、審査基準もできていないのが現状だ。【横田愛】

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