2019年12月13日金曜日


【ロンドン時事】英下院(定数650)総選挙の投票は12日午後10時(日本時間13日午前7時)で締め切られた。即日開票される。BBC放送は出口調査結果として、欧州連合(EU)離脱を公約に掲げたジョンソン首相率いる中道右派の保守党が368議席を獲得して大勝を収め、単独で過半数を制する情勢だと報じた。
 選挙の大勢は13日未明(同日午前~午後)にも判明する見通し。保守党が勝利すれば来年1月末のEU離脱は決定的となる。
 出口調査では、中道左派の労働党が191議席、離脱阻止を訴えた地域政党のスコットランド民族党が55議席、EU残留派の中道・自由民主党が13議席を得る見込み。
 選挙戦でジョンソン首相は「EU離脱を成し遂げよう」と訴え、離脱支持の有権者に浸透した。これに対し労働党のコービン党首は、首相がEUとまとめた離脱案を「ひどい内容だ」と批判。代案として「離脱か残留かを問う国民投票の再実施」を求め、離脱・残留両派の取り込みを狙った。

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