2019年12月13日金曜日


 【ロンドン時事】英下院(定数650)総選挙の投票は12日午後10時(日本時間13日午前7時)で締め切られ、即日開票された。13日未明(同日午後)までの暫定開票の結果、来年1月末の欧州連合(EU)離脱を公約に掲げたジョンソン首相率いる保守党が複数の激戦区で勝利するなどし、単独で過半数を制する見通しだ。これでEU離脱は決定的となった。
 ジョンソン首相は13日未明、EU離脱へ「力強い新たな国民の負託を受けた」と述べ、勝利宣言した。
 BBC放送が伝えた議席予想では、解散前に少数与党だった保守党が67増の365議席と、サッチャー政権下の1987年に行われた総選挙以来の大勝を射程に収める。一方、労働党は48減の196議席と大敗が見込まれる。同党のコービン党首は13日未明、敗北を受け、辞意を表明した。地域政党のスコットランド民族党(SNP)は17増の52議席、EU残留派の自由民主党は8減の13議席。同党のスウィンソン党首は落選した。

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